失敗しない制作会社の選び方!企業の動画制作は、どこに依頼するのが良いのか?

自社のPRや広告、動画を活用したいと思った時、どこに依頼すれば良いか迷ったことはありませんか?
カメラ機材や、編集ソフトも手軽に手に入るようになった現代では、
大手制作会社に依頼するだけが動画制作の手段ではありません。
・フリーランスの映像屋さん
・ココナラ・ランサーズといった、クラウドソーシングサイトでの依頼
・自社で制作する
ことも手段のうちです。
とはいえ、正直、その違いがイマイチ分からず、どの選択肢が最も自社にあうのかよく分からない…
今回は選ぶ際の特徴を踏まえて、失敗しない動画制作会社の選び方を紹介していこうと思います。

 

選択肢1. 大手制作会社(法人企業の動画制作会社)

最も考えやすい依頼先は大手制作会社や、法人企業として動画制作を請け負っている制作会社があげられます。大手制作会社(法人起業の制作会社)の良さは、なんといってもその社会的な信用性です。当然ながら、法人企業として事業活動をされているのである程度以上の実績があり、依頼への信用性が保証できます。また、大手制作会社であれば、さまざまなジャンルの動画制作に精通しており、その実績やサンプルも豊富なため、ご自身の作りたい動画に近いテイストの作品に仕上がるでしょう。

一方で、法人企業への依頼でデメリットとなる点はどのようなことがあげられるでしょうか?
それは、
●制作費用が想定以上に高くなる場合がある
●各制作フェーズごとに担当者が変わり、コミュニケーションや共通認識にズレが発生しやすい
●修正などのやりとりに時間がかかることがある

このようなことが挙げられます。

制作費用が想定以上に高くなる場合がある

制作したい案件によっては、多くのスタッフが携わることになりますので、人件費や手数料などが発生し、高額になることもしばしばあります。また、芸能人やモデルを起用した動画制作や、アニメーション、CG、特殊撮影などを利用した作品を作る場合も100万円以上の費用が発生することもあります。しかし、裏を返せばそれだけの費用が掛かるからこそ、クオリティの高い動画作品が作れる証拠にもつながるので、予算を組むことができ、且つ最高級のクオリティの動画作品でPRをしていきたい方には最も相性が良いと言えます。

各制作フェーズごとに担当者が変わり、コミュニケーションや共通認識にズレが発生しやすい

大手企業などは一般的に各制作フェーズごとの分担作業となり、企画チーム・撮影チーム・編集チームといった、担当者が変わることも珍しくはありません。とはいえ、制作に携わる人数が多くなればなるほど互いの意思疎通や連携を密に取ることは難しくなるもの。事実、制作依頼時の不満点を調査した、とある調査結果では「自分が思っていたものと違う出来になってしまった」「担当者とのコミュニケーションが上手くいかなかった」という結果もあるくらいです。そのため、制作依頼時には、日々の確認や、窓口がどのようになっているかをしっかりと把握しておくことも重要なポイントとなります。

修正などのやりとりに時間がかかることがある

上記と同様に、各工程ごとに分担作業をするのが主流である以上、修正が発生した際の工程にも時間が掛かりやすくなります。ご依頼をされるクライアント様の企業規模によっては、当然、上司やマネージャー、社長といった方々の確認・承認を取ることが必要となることでしょう。複数回の修正が発生した場合、何度も修正依頼を掛けて、変更修正されてものが返ってくるまでに長い時間を要することもある点は注意が必要です。

 

選択肢2. 個人・フリーランスに依頼する

個人やフリーランスとして動画制作活動をしている方に依頼する場合はどうでしょう。
個人へ依頼する際のメリットとしては、
●費用をある程度、安く抑えられる
●コミュニケーションが取りやすく、制作方針にズレが生じにくい

ことが挙げられます。個人で活動されている方の場合、一人、または少人数での制作進行となりますので、そこまで多くの人件費が発生しません。そのため、企業制作会社に比べると、ある程度は費用を抑えて制作を依頼することが可能です。また、ヒアリングから、撮影、編集まで一貫して行う場合も多くありますので、相談や対応の窓口担当も決まっており、意思疎通が取りやすいと言えるでしょう。そんな個人への動画制作依頼ですが、デメリットとなる点はどのようなことが挙げられるでしょうか?

それは、
●スキルやクオリティに差が出やすい
●大きな案件には対応しきれない可能性がある

このようなことが挙げられます。

スキルやクオリティに差が出やすい

今や、簡単に動画制作・編集業務をはじめられるもの。人によって得意な映像表現や、できる制作動画に大きな差が生まれやすいことも事実です。そのため、個人やフリーで活躍されている方の場合、ホームページや制作動画のサンプルを見るのと同時に、得意な映像表現は何かを確認することも大切となってきます。

大きな案件には対応しきれない可能性がある

個人やフリーランスの方の場合、一人で企画から撮影、編集までを担当されることが多いため、大がかりな動画作品の案件には対応しきれない場合があります。中には、チームを組んで複数人での撮影が可能な場合もありますので一概には言えませんが、自社のつくりたい動画イメージを、依頼検討される個人・フリーランスの方へ伝えた上で、可能かどうかの判断を確認する必要がでてきます。

 

選択肢3. クラウドソーシングサイトで依頼する

最近では、ココナラやランサーズといったクラウドソーシングサイトを通して、動画制作をご依頼されるケースも増えつつあります。クラウドソーシングでは、ご依頼者様が直接頼みたい動画制作者へアポイントを取って依頼する方法と、掲示板に動画制作の内容や条件を載せて、それを見た複数の依頼者さんの中から選択し、やり取りをスタートさせる2種類の方法があります。

そのようにクラウドソーシングサイトでは、たくさんの動画制作者さんと出会え、その中から自社に最も合いそうな方とリレーションを築いていけるのが最大の特徴と言えます。また、費用感についても数万円と、安価な値段で依頼を受け付けていることも多いので法人・フリーランスへの依頼と比べても最も安くお願いすることが可能です。さらに手軽に動画編集を始められることもあって、非常に高い制作スキルを持って活動されている方もいますので、仕上がりの作品クオリティについても期待以上のものが見込めることも多いです。

とはいえ、クラウドソーシングを通しての制作依頼の際にも注意していただきたい点はありますのでご紹介します。

それは、
●副業的に活動しているケースが多く信頼性に欠ける部分がある
●日々の連絡頻度が遅い場合も多く、コミュニケーションや修正・納期に時間が掛かる
●責任範囲が不明確で、業務範囲が曖昧・情報漏洩のリスクの可能性がある

このようなことが挙げられます。

副業的に活動しているケースが多く信頼性に欠ける部分がある

クラウドソーシングサイトでは、本業をメインとして、副業的に動画制作を請け負っている方の存在も多く見受けられました。人によっては副業としてでの資金稼ぎで活動しているケースも存在しているので最悪の場合、連絡が取れなくなり消えてしまうリスクも考えられます。そのため依頼時には、評価(星)だけでなく、本業として活動されている方なのか?副業でやられているのか?をしっかりと把握した上で進めていくことも重要となります。

日々の連絡頻度が遅い場合も多く、コミュニケーションや修正・納期に時間が掛かる

上記の通り、副業で活動されている方も多く存在します。その場合、どうしても仕事終わりから寝るまでの時間帯での活動となるため、夜20時以降〜22時までの連絡や、制作活動といったケースも見受けられるのでその分、制作進行や日々のやり取りに必要以上に時間が掛かってしまい、納期に間に合わない場合も考慮しておく必要があります。

責任範囲が不明確で、業務範囲が曖昧・情報漏洩のリスクの可能性がある

クラウドソーシングは撮影だけ頼みたい、編集だけ頼みたいといった一部分だけをお願いする依頼がしやすいですが、逆に言えば制作における責任範囲が不明確なことも考えられるので、依頼前の時点で、どこからどこまでをサポートしてくれるのか?を明確に確認しておく必要があります。また情報の管理についても明確に確認し、漏洩対策がどのようになっているかを確認することも重要な要素となりますのでご注意ください。

 

選択肢4. 自社で制作する

ここまで3つの依頼先への特徴を紹介してきましたが、最後の選択肢としては、自社で動画制作をするという方法も選択肢としてあります。この場合、ノウハウやスキルはないから難しいと考えがちですが、最近の編集ソフトには、撮影した映像素材をAIが自動的に考え、つなげてくれる機能もあり、動画制作初心者の方でも年々、動画制作へのハードルは低くなってきています。自社で動画制作をする際のメリットとしては費用がさほど掛からないという点もありますが、一番はスキルが身につけば資産として残る点です。自社のPRをする際でも、できる範囲での発信の場合は自社で運用する。必要となるものに関しては依頼を掛けるといった活用方法が可能となりますので、アウトソーシングに掛かる費用を抑えながら発信活動を進めていくことができるようになります。

まとめ

さて、今回はさまざまな選択肢がある動画制作の依頼先の各特徴を解説してきました。
動画をビジネスに取り入れて発信活動がしたい方にとって、それぞれの違いがわかり、自社に合った制作会社を選ぶことで失敗しない動画制作ができることにつながれば幸いです。4u-Linkでは、動画制作が初めての方、ビジネスに動画活用がしたいけど、右も左も分からず悩んでいる方を中心に、一緒にあなたのビジネス課題を解決するためのPR動画制作を提案しています。ぜひ、ご興味のある方は、お問い合わせよりご相談くださいませ。

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プロフィール
市川ひろたかの自己紹介

起業塾に通ったけれど結果がでずに、停滞している起業家に向けて「今度こそ仕事として食べていけるビジネス」をつくるためのマンツーマン起業塾『個人ビジネス実践講座』を主催。自分自身もかつては5つの起業塾に通い、セミナージプシーとなった失敗と学びを活かして、一人ひとりの状況に寄り添いながら、まずは月30万円を稼ぐことを目標に持続できるビジネス構築をサポートしている。

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